皆様、よく寝れてますか?
夜によく眠れなかった後、私たちは最悪の気分になりますが、それは親密な関係にどのような影響を与えるのでしょうか?今回はそんなお話です。
パートナーの睡眠と関係性を調べた研究結果は?
今回紹介する研究はランダウ大学の調査。被験者は51 組の異性愛カップルでカップルの年齢は24歳から70歳の範囲でした。全て同棲しており6か月から44年間同棲していました。 被験者には14日間毎日、就寝時間、起床時間、入眠までの時間に関する質問に回答して睡眠を把握し、睡眠の質やパートナーとの口論についてメモをとりました。
その結果、やはり
・一晩でも睡眠不足になると翌日のパートナーとの衝突が増加することが判明した
・この現象は普段良く寝れている人でも起こった。そして一方のパートナーが睡眠不足、全体的な関係の満足度、うつ病、ストレス、不安などの外部的原因には影響を受けなかった
ということが分かりました。うーん、たった一晩でも悪影響なんですねぇ。
この糸版の睡眠不足でも関係性が悪化してしまうことに原因としては
・睡眠不足によって共感力が減る
睡眠の質が悪いカップルほど、パートナーに対する共感が少なくなります。そして、それは両方の方向に働きました。悪い夜の睡眠の後、彼らはパートナーの感情を判断するのが難しいと感じた。
・睡眠不足によって否定的なになる
良好な関係を築くためには、良い感情が嫌な感情をはるかに上回る必要がある。しかしパートナーの睡眠が不十分な場合、この比率はより否定的な感情へと向かった。
・睡眠不足によって問題解決の能力が減る
疲れていると、カップルはお互いの意見の相違を解決するのが難しくなる。
・睡眠不足によってわがままになる
睡眠不足はパートナーに利己的な感情を引き起こし、相手に対する感謝の気持ちを感じにくくなる。
などが挙げられております。さもアリなんですな。
そんなこと言われても、「常に深い睡眠なんて難しいよ!」と思われるかと思います。この困難に対する研究者の回答は「性行為」でした。これによって深い睡眠と、悪化した関係が良くなるのだとか。
まとめ
というわけで今回は睡眠とパートナーの関係とその解決方法を紹介しました。どちらも予想通りの結果となりましてあんまりサプライズは無いのですが、科学のお墨付きが出たということでひとつご参考までに。え?パートナーがいない??
参考
Did You Sleep Well, Darling?—Link between Sleep Quality and Relationship Quality