前回記事の解決編です。前回は導入として
才能とは何か、才能の定義と特徴
能力の遺伝的要因と環境要因の影響
について書いてきました。
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今回から才能の発見と育成方法について書いていきます。
才能をどのように使いこなすのか?
再度復習ですが、才能とはグループで評価された能力のことでした。この定義には能力、グループ、評価というキーワードがあります。それを踏まえての本題なのですが、才能の使いこなし方の結論は以下の4ステップをやることだそうです。
1. 戦う場所を選ぶ
2. 選んだ場所で使える能力を明確にする
3. 能力を正しく使う
4. 評価される
見ていきましょう。
戦う場所を選ぶ
最初に大切なのは、フィールドを選ぶことです。仕事でも趣味でも構いません。活躍したい場所を選びましょう。以下の質問が役に立ちます。
戦う場所を選ぶ
あなたは今どんな組織やコミュニティに属しているか?
私はどんなグループで活躍したいのか?
私が能力を認められたい組織はどれか?
審査員を明確にする
選んだフィールドであなたの能力をジャッジする人は?
選んだフィールドで最も影響力を持つのは?
あなたが結果を出した時に、その成果に最も気づいてくれそうな人は?
選んだフィールドであなたが最も評価を受けたいのは?
勝利条件を選ぶ
選んだフィールドでどのような結果を出したら、あなたは「自分の能力を発揮できた」と言えるのか?
選んだフィールドでどのような貢献ができたら「審査員」は最も喜ぶだろうか?
選んだフィールドでどのような評価を受けたときに、最も成功したと言えるか?
選んだ場所で使える能力を明確にする
フィールドは決まりましたか?次は能力を決めていきましょう。
2つの人物像を想定する
成功者:選んだフィールドで今活躍している人
審査員:選んだフィールドで成功を評価する人
成功者はどのようなスキルや資格を持っているか?
審査員はどのような資格やスキルを重視しているか?
選んだフィールドで、「優秀」とみなされる人と見做されない人を分けるのはどのようなスキルだろうか?
選んだフィールドで最も役に立つスキルや資質はなんだろうか?
まとめ
長くなりましたので後半は次回へ。時間はかかりますが、ゆっくりと自分の才能を築いていきましょう。また、よくある悩みですが、「自分がどんなスキルを選べば良いかわからない!」という方もおられるかと思います。そんな方はぜひ本書を!