「出世7つの法則」という本を読みました。
権力はツールだと割り切った上で、どのように権力が得られるかを社会心理学の立場から研究したもの。著者は影響力の武器で有名なちゃるディー二、三とも共同研究している心理学者です。その意味で、本書はビジネス書ですが研究所でもあるのが秀逸なところです。出世、昇進をめざしている人は要チェック!
出世に必要な7つの法則とは?
さて、早速ですが、法則は以下になります。
1. 自分の殻を抜け出せ
2. ルールを破れ
3. 権力を演出せよ
4. 強力なパーソナルブランドを演出せよ
5. ネットワークを作れ
6. 権力を活用せよ
7. 成功すれば(ほぼ)全てが許される
どれもえげつないですが笑、簡単に解説します。
自分の殻を抜け出せ
ここで言う自分の殻とは巷で言う「インポスター症候群」のこと。これは「自分は今のポジションに見合う実力が無い」と責めてしまう感情のことで医学学術にも多いんだとか。しかし、自分以上に自分を買ってくれる人はいないと言うことを肝に銘じてセルフイメージを上げていくことが大切。
ルールを破れ
ルールを破るのは、ひとえに人生に主導権を持たせるため。なぜなら、基本的にルールは権力者のために作られているから。とはいえ犯罪をしろと言うのではなく、許可を取らないでプロジェクトを推し進めろ!とか比較的些細な話。
権力を演出せよ
権力の演出は、いわゆる根拠のない自信というやつ。本書ではボディランゲージを入れろ!など。
強力なパーソナルブランドを演出せよ
パーソナルブランドはほぼイコール発信活動のこと。ポッドキャストやブログなどが挙げられている。くれぐれも功績を主張するのも忘れずに。(ポッドキャストやろうかな)
ネットワークを作れ
調査ではネットワーク作りが出世や昇進に役立っていると答えた人が週6.3時間に対して役立っていない人は週2時間未満。もっと時間をかけろとのこと。また、転職が上手くいった人はかつての上司や親戚ではなく、意外と知人くらいの弱いつながりの方が多いとのこと。
権力を活用せよ
法則7に通じるが、成功すれば許される。だから遠慮なく権利を行使して力を意識させる。
成功すれば(ほぼ)全てが許される
ジョブズのストックオプション
ゲイツの不倫
イーロンの裁判所命令違反
カルロスゴーンの国外逃亡
ベゾスのブラック職場
成功者はクソばかり。でも世界中から羨望されている。あなたも権力を持って良い。
という感じです。うーん、どれも自分はやってなかったなぁ。地味にインポスター症候群は心当たりがあるかも。。
そんなわけで今回は出世7つの法則の紹介でしたー。読んで良かったのは「権力は結局使う人次第」というところ。遠慮する必要がないんだなと心が軽くなったところ。その意味でも一つ見てみちゃいかがでしょうか