久しぶりの論文投稿です。
「もっと給料上げたい!」
という願いは労働者なら誰しも一度は思うところ。私なんかは手取りが低いもんですから「あと5万欲しいなぁ」とか思うのですが、一方で転職せずダラダラ働いております。意外とこういう人は多いのではないのでしょうか。
そんな中で「報酬、罰、監視では働く人のパフォーマンスに一番影響が大きいのはどれだ?」という疑問が湧いたので久々に論文を漁ってみた次第です。果たしてどれが効くのでしょうか?
一番影響が大きいのは、、
今回紹介するのはインドネシアの72人を対象に行われた小規模研究。従業員には報酬、罰、監視をそれぞれチェックした上でどれがパフォーマンスに影響があるのかを重回帰分析しました。研究自体はシンプルなんですが、ここでいう報酬、罰、監視っていうのはそれぞれ以下のように定義されています、ていうのがミソです。
報酬
報酬には給与や賃金などの量的要素だけでなく、より大きな責任を果たす機会、キャリアの機会、学習と能力開発の機会、品質などのその他の非金銭的な具体的な要素も含まれる
罰
懲罰はあくまで部下の行動を改善させ、将来同じことを繰り返さないようにすることを目的とした行為
監視
監督とは、会社が定めた従業員の業務遂行状況を評価・観察する活動であり、間違いがある場合には直ちに特定して是正措置を講じること
で結果なんですが、
- 報酬、罰、監視はどれもがパフォーマンスに影響を及ぼしていることがわかった
- これらのうち影響が大きのは1位罰、(僅差で)2位報酬、(大きく離れて)3位監視の順だった
ということが分かりました。間違った罰を与えるのが一番効果が良いというのは意外かつうわぁ〜という結果ですが皆様の予想は当たりましたでしょうか。
まとめ
というわけで今回はサラリーマンにはミスった時の罰が効くかもというお話でした〜。皆様は当たりました?
参考
ANTESEDEN KINERJA KARYAWAN: REWARD, PUNISHMENET DAN PENGAWASAN | GREENOMIKA