メタ認知についてそこそこ取り上げている当ブログ。
一貫してメタ認知の大切さを書いているものの、
「で、どうやって使うの?」
「メタ認知のトレーニングは?」
というところにまで至っていなんですよねぇ。面目次第もありません。
www.mathlikeb.com
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そんな中で「数学であるメタ認知戦略を使うと成績が上がる!」という論文がありましたのでご紹介。
数学でメタ認知を使うための8つの質問とは?
紹介する研究はコロナにおいてのオンライン学習についての研究。学生に複雑な数学の問題や統計の問題を解かせつつ、どうやったらオンラインで成績を上げるか見たんですね。オンラインでは中々メタ認知も育みにくいから良い取り組みですね。
で、早速結論なんですが、以下のシートを用いたら生徒の問題解決能力が伸びたんです。
1学んだ概念を言い換える
2概念を構成する条件が満たされているかどうか対象を明確にする
3式や概念の性質を特定する
4概念を論理的に書く
5対象の概念の例または反例を挙げる
6さまざまな形式の数学的表現(表、グラフ、図、スケッチ、数学的モデル、またはその他の手段)で概念を表現する
7学んだ数学の概念と数学以外のもののつながりを考える
8概念の必要な条件および/または十分な条件を開発する
どれも抽象的ではありますが、数学理解には欠かせない作業っすねぇ。これらを一部でも使えば伸びそうなのは個人的にも納得の概念であります。ぜひ数学で伸び悩んだ際はお使いください。
参考
https://iopscience.iop.org/article/10.1088/1742-6596/1663/1/012039