どうも、猫を飼う予定のおっさんです。日々「猫 動画」でニヤニヤしながらテレワークしております。猫イラストも最高です。ですが、「家猫は可愛い!」と思いつつも命を預かることは大変なことです。
猫はうるさい
ソファーがバリバリに
嘔吐でフローリングがorz
などは茶飯事でしょう。そこで今回は「猫脳がわかる!」という本を紹介します。これは猫の脳から行動を把握することで日頃の猫の行動の意味がわかるようになる良本です。当ブログではその中から
1.猫の脳はこうなっている
2.猫脳からくる猫の行動とは?
3.ヒトと猫はどう関わっていけばいいのか?
について書いていきたいと思います。それではどうぞ!
1.猫の脳はこうなっている
早速猫の脳について押さえておきたいことですが、それは次の3点です。それは
・大脳辺縁系の割合が多いので本能的
・記憶力が高い
・母猫との関わりで社会性が育まれる
です。大脳辺縁系はヒトにもありますが、主に感情を司る部分です。なので猫は本能的で、不安や恐怖などに左右されやすいと言えます。これは動物的とも言えますが、猫は犬やウサギなどよりも大脳辺縁系の割合が大きいようです。野良猫が一歩近付くだけで逃げてしまうのも頷けましょう。
また、大脳辺縁系には記憶を司る海馬も含まれます。このため、猫は記憶力も抜群。食事の時間や内容もよく覚えていますし、自分の縄張りのことにも敏感です。当然嫌な記憶もよく覚えているので繊細に関わっていく必要があります。
これらの脳力は母猫からしっかりと教わるようです。その間、わずか8週間。人間換算では10歳前後。この短い間に母猫は餌の狩り、安全な場所、他猫との社交、ヒトとの社交を教えていくそうです。ヒトも言葉を覚える時期が大切なように、猫もこの生後8週間の期間がゴールデンエイジらしく、この時期に引き離されてしまう子猫は他猫とうまく生きづらい、トイレの粗相があるなどの問題行動が目立つこともあるそうな。子猫に悪気があるわけでも無いみたいなのが悲しいところですが、知っておきたい知識ですよね。
以上が猫脳に関する基本的な知識でした。
2.猫脳からくる猫の行動とは?
続いて猫の行動原理を押さえておきたいのですが、ここで大事なことがありあります。それは
猫は孤独なハンター
だということです。これを押さえておくと行動原理がよく見えてきます。
例えば、しつけができないこと。これは犬と違い単独で狩りをしていた名残から、誰かの言うことを聞くようには進化していないことの現れです。また、縄張り意識もかなり強いです。このためいろいろなところに匂いをつけてマーキングをしたり、家の周りをよく散歩したりして自分の縄張りに以上がないかチェックします。(余談ですが、猫は自分の縄張りが大切で出ることも嫌うので猫にリードをつけて散歩するのは散歩するのはあまり良く無いようです。するなら家の近所だけ、猫の気まぐれに任せて、が鉄則です)
3.ヒトと猫はどう関わっていけばいいのか?
上記を踏まえて、ではどう関わっていけば良いのか?ですが、挙げるとすれば
・住居環境の変化は最小限に。
・問題行動はメモしておいて逐一代替案を提示していく。
と言う「当たり前かよ!」のことに相成ります。猫は縄張りに敏感なので、家具の配置が変われば「敵が来た!」と警戒してしまうことでしょう。匂いや音にも人の何倍にも敏感なので注意が要ります。大脳辺縁系の割合が大きいということは受けるストレスが大きいことでもあるので、このストレスが大きくなれば、当然トイレの粗相などの問題行動として現れます。それを咎めても何の解決にもならないばかりか猫に嫌われるだけなので、大事なことは上で挙げた猫の性質をしっかり理解してあげることですよね。猫を猫を飼っている方々、またこれから飼う方の参考になれば幸いです。