音楽って子供に良いの?というのは気になる所。なんせ子供の手習いとしては定番ですからね。そんなわけで今回は音楽について書いていきます。
確かに音楽は良さそうだが、、
紹介する研究では、音楽トレーニングの期間と、10〜12歳の子供における認知能力や成績、性格などの関係を調べました。性格というのはご存知ビック5です。
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参加者の音楽なんですが、特に楽器などは指定せず、累積で月にどのくらい音楽をやっているの?という所や音楽活動以外の活動を調べました。当然そうなると親の収入が絡んでくるわけで、親の収入や学歴なんかも調査。それらとIQなんかの関係を見たんですね。
で単純な相関結果なんですが、それがこちら。
この結果を見ると、単純な相関では確かに音楽活動の量とIQには相関が見られ(右上)、さらに学校の成績もいいことがわかりました。(右下)。しかしながら、やはりというべきか、その下支えとなる音楽活動の量は何で決まっていたかというと親の収入であることもみてとれます。
また追試験で性格のビック5のうち、開放性と誠実性を加味した所、開放性の方がよりIQに寄与していることもわかりました。何が言いたいかと言うと、「音楽を習わせるとIQは上がる可能性はあるが、親の収入や元々の性格の方が大事」と言う、割と氏が半分みたいな結果となったと言うことです。ちょっと世知辛い。。
まとめ
と言うわけで今回は音楽と成績やIQについてのお話でした。ちょっとケチをつけましたが、結構音楽には効果があるとは思います。中々学校の成績を上げるのに苦労すると思いますが、余裕があるなら子供の習い事としてドラムやバイオリン、ピアノなどを手習いにいかがでしょうか。
参考
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fpsyg.2013.00222/full#h5