パレオな男さんも推奨していた「問いこそが答えだ!」という本が面白かったのでご紹介。
ついつい答えを求めがちな現代ですが、これを読むことで
「仕事がうまくいかない」
「頭が回らない」
という状態から前に進めるようになります。以下では本にある具体的な問い方を紹介しています。
- 作者:ハル・グレガーセン
- 発売日: 2020/03/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
正しい問いを見つけた時点で、すでに答えは見つかっている!
データサイエンティストというかデータアナリストみたいな業務をやっていると、ついつい細かくやりすぎて全体像を見失うことがあります。こういう行き詰まった時こそ
「今の業務は全体の中でどの位置をしめているのか?」
「この仮説がうまく検証されればどれだけの利益になるのか?」
という視点が大切だったりします。この視点を変えるというかと問いの仕方を変えることで、やる気がまた出てきたり方向転換できたりできるようになります。大前研一さんも企業参謀の中で「問い方を変えるだけで答えは見つかる!」とおっしゃるほど問い方は重要。
あなたの問いを導く3ステップ
そこで本書では問いを出すための具体的な3ステップをあげていたのでご紹介します。だいたい1回で20分くらいなので仕事が面白くない時なんかの息抜きにちょろっとやってやってみてくだいさい。
ステップ1:問う前の準備
まずは書くものを用意して関心がある課題を選んでください。目の前の仕事でも趣味でもOK。
次にその課題を新しい角度から考えるのを手伝ってくれる人を何人か集めましょう。もちろん1人でも大丈夫です。ここまでが準備です。
ステップ2:問いを生み出す
準備が終わったら、実際に問いを書き出してみましょう。だいたい4分で20個が目安です。
このステップで大事なのは、問いを立てる前に
・出すのは問いだけ(答えは出さない!)
・前置きは一切省くこと
・課題の気分も書く
ということも書き出してください。2番目の前置きとか前提を考えすぎると、問いかけが偏っちゃうので気をつけましょう。
ステップ3:問いを分析する
4分で書き出したら、分析しましょう。分析と言っても問いの中から2〜3個選ぶだけで大丈夫です。選ぶ際の基準は
・人から問われたことのない問いか
というところは意識してください。あくまで自分の中の問いが重要です。
選んだら、
「なぜその問いが重要か?」
を書いて、さらに
「その理由がなぜ重要か?」
を一言で良いので書いてください。いわゆるトヨタ式ですね。
ここまでが具体的な問いのステップです。
最後に
というわけで「問いこそが答えだ!」の具体的な問い方の紹介でした。いかがだったでしょうか。今回は仕事に関して、ということで紹介しましたが、行き詰まった時のあらゆる場面で誰でも使えるテクニックだと思うので是非色んな場面で使ってみてください。
さらに深い話はこちら。
- 作者:ハル・グレガーセン
- 発売日: 2020/05/29
- メディア: Kindle版