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成績の良い学生はどのように聞くのか?〜アクティブラーニングの話〜

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 youtubeなどの学習学習が盛んになりました。この動画での学習はこれからも増えていくと思うのですが、同時に増えているのは音声での学習。今だにアカデミックでは聴講と呼ばれるように聞くことが重視されています。論文によっては学習の83%は耳から!なんて主張もあったりします。

 そんなこんなで今回は聞くことについての研究紹介です。特に成績優秀な学生の聞く戦略について紹介します。成績を上げたい方やコミュニケーション能力を上げたい方は参考にどうぞ!

優秀な学生の様子を観察した研究


 紹介する研究は大学で学術的に優秀な生徒を参考にした定性的研究です。対象者の聴講の様子を観察して、どの様な戦略で聞いているのかを抽出したんですな。その結果ですが、


3位:情報を統合して推論する
 
 なんか難しく書きましたが、ざっくり言うと聞いたことの意味を考えることです。「これってどういうこと?」みたいにメモする感じですかね。


2位:連想や類推をする、質問をする

 次がこれ。聞いたことと自分の知っていることをつなげたり、質問したりです。


1位:注意を払う、メモを取る

 注意を払うというのが曖昧ですね笑。これは結構非言語的でもある様でして、具体的には

話している人の目を見る
適時アイコンタクト
まっすぐ座る
話している人に体を向ける
その間は他のことをしない

ということです。当たり前の様な姿勢の気がしますが、今の時代はテレワークなんで難しいっすね。私も会議中はメモはとってますが、他のことしていて良く聞き逃してます笑。

まとめ

 上記の様な態度は「アクティブリスニング」と言われています。まあ積極的に聞こうぜ!ということです。これが割と効く様なんでもう少し調べてみたいとこです。自分ができて無さすぎて反省してますがね。




参考
ERIC - EJ1076695 - Active Listening Strategies of Academically Successful University Students, Eurasian Journal of Educational Research, 2015