今回は仕事のストレスについてのお話をば。
仕事のストレスって主に
心理的ストレス
身体的ストレス
に大別できるんですが、今回は心理的ストレスのお話です。以前にもちょこちょこお話ししていた「役割の競合と曖昧さ」。
かるーくおさらいすると、役割の競合とは朝令暮改で曖昧さは情報不足。これらはパレオな男さんの科学的な適職でも取り上げられておりました。
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この本でも取り上げられているように、競合と曖昧さは職場ストレスの2位と5位を占める重要な概念です。なんとかして取り組みたいものですが、この度2つのスケールが改定されたというのでご紹介します。ご自身のストレスの測定にお使いくださいませ。
以前のスケールは古い!
これの研究は70年代から行われていたんですが、使われているテストが微妙じゃない?っていう批判が続いていたんですね。そこで新しく作り直されたのがこちら。
いつものように各項目は、1(非常にそう思わない)から7(非常にそう思う)までの7段階の尺度で。
1、仕事で何を期待されているのかわからない
2、仕事での私のニーズがいつも不透明だ。
3、仕事で何を期待されているのか知らない
4、仕事で期待されていることは全て知っている
5、私の職務は明確に定まっている
6、私は、仕事面で何に必要とされているかを知っている
7、仕事では、いろんな人が異なる方向に私を引っ張る
8、私は相反する物事について取り扱わないといけない
9、私の上司はよく同時にはできないことを頼んでくる
10、頼まれたタスクがお互いにぶつかることがある
11、私が頼むタスクはお互いにぶつからない
12、仕事では、ある職務が他の職務とぶつかることは稀だ。
以上です。
前半の6個が役割の曖昧さで、後半の6個が役割の競合のスケールとなっております。平均値としては、曖昧さが3.5で競合が4.3くらいだそうで、これより大きくなったか小さくなったが目安となりましょう。個人的には曖昧さが6.7で競合が5となりまして、まあ恵まれているのかなーと再確認した次第であります。