計算的思考というのが注目されつつあります。
計算論的思考とは|テクノロジーに強くなるための思考|探究型プログラミング教室アルスクールのブログ
当ブログでもかなーり前に取り上げたことがあるんですが、
内容が抽象的過ぎる
トレーニングが分からない
などの課題が残ったままでした(当ブログではあるある)。なんせ提唱されてから間もなく、実験レベルでは実証されてないのが現状なんですよねぇ。。
www.mathlikeb.com
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そんな中で、「スクラッチが良いかも!」という論文が出ていたのでご紹介します。子供への手習いに困った方の参考にどうぞ!
スクラッチとは?
スクラッチというのは、学習用のプログラミング言語の1つ。かのMITが開発して、無料で配布されているフリーソフトでもあります。
無料のフリーソフト「Scratch(スクラッチ)」はプログラミング教育学習にオススメ! | 小・中学生向け 自習型 プログラミング学習教材 Progra!(Scratch動画)
イギリスでは公教育にも用いられているので、世界的には有名なんです。
スクラッチで計算思考が伸びる、、、かも
スクラッチの良いところは、そのとっつきやすさももちろんなんですが、コンピューター教育研究でも結構使われているところ。なかなか「C言語が教育にいいぞ!」とはならないので笑、ブロガー的にはありがたい笑。
で、今回ご紹介するのはそのスクラッチの観察研究。
以前に小難しく書いたのですが、計算論的思考に必要なもので外せないのがアルゴリズムと抽象化。アルゴリズムと書くと難しく聞こえるんですが、要は「コンピューターに教える手順」くらいに思ってください。抽象化はパーツをまとめてより大きなものを作る行為。紹介するのは、これらがスクラッチでよく学べる!という主張の論文です。確かに、スクラッチは手順が穴埋めになっていたりするので、自然にアルゴリズムが学べます。また、多くの言語がそうですが、小さな部品を組んでゲームも作れてしまいます。
他にも、参考論文では子供達へのこんなインタビューも載っています。
オーストラリア出身の9歳の少女へのインタビュー(引用):
I:Scratchのどこが好きですか?
Scratcher:たぶん、プロジェクトが完成した作業内容全体をアップロードすること!
I:それはどういう意味ですか? Scratchでクリエイティブになることの意味についてもう少し詳しく教えてください。
Scratcher:まあ、それは無限の可能性があるというだけです。プロジェクトを作ることができるのではなく、スクラッチはあなたが作ることができるすべてのものです。
(引用終わり)
この言語の大きな可能性を秘めていることが伺えます。
まとめ
そんなわけで、夏休みの手習いにはスクラッチはいかがでしょうか?
有料だと思っていたんですが、無料みたいなんでぜひおためしあれ!
参考
https://web.media.mit.edu/~kbrennan/files/Brennan_Resnick_AERA2012_CT.pdf