ある有名人夫婦がいたとしましょう。
はたから見てもビックカップルで、子供(未成年)にも恵まれて、仕事も順風満帆。
そんなある日、男性が不倫したとします。
普通の感覚で言えば、罰せられるのは男性で、基本的には離婚。そのあとは養育費を払うのは男性です。美男子であればあるほど世間からの目も冷たいでしょう。
ところがことお金のことになると、得をするのは男性の方かもしれません。恋愛工学でも有名な藤沢数希さんの著書「損する結婚儲かる離婚」
では、身も蓋もない結婚の事実がこれでもかと暴かれています。
- 作者:藤沢 数希
- 発売日: 2017/02/16
- メディア: 新書
そもそもの事の発端は男性の不倫にあります。さらに、二人の間には未成年の子供がいることも仮定していました。親権が女性側にあるならば、男性側には養育費の支払い義務も生じるかもしれません。
一見すると、悪いことをしたのは男だし、支払い義務も当然だ!と思います。しかし、例えば、女性の方が男性よりも
はるかに稼いだいた場合はどうなるのでしょうか。
話を簡単にするために、
独身時代は二人とも貯金がなかった。
男性は年1億、女性は年2億の収入がある。そしてそれをそのまま資産と計上する。
夫婦期間は5年。
不倫の損害賠償は500万。(計算のために高めに設定)
と仮定しましょう。すると二人合わせて、3億かける5年間で15億の資産があるとします。この場合、二人の手元はどうなるのかと言うと
男性15億の半分ー500万=7億4500万
女性15億の半分+500万=7億5500万
となります。男性の方に注目すると、男性は5年間で女性に比べて5億しか稼いでいなくて不倫をしたにも関わらず、本来稼いだ額よりも得をしていることがわかります。
不倫で得をしたのは、どちらなんでしょうか。