「家族の幸せの経済学」を読みました。
どうすれば子育てや夫婦生活がうまくいくのかを科学的に分析した良書です。
「良い人と出会いたい。。」
「どうすれば賢い子に育つのか知りたい!」
「どうなると離婚の危機に陥るのか」
こういった事を知りたい方にオススメです。以下では本文の結果を紹介しながら「出会い」や「子育て」をご紹介します。
マッチングサイトってどうなの?
結婚で出会う相手で多いのは職場なんですが、次に多いのがマッチングサイトのようです。マッチングサイトの良いところは、事前に自分の情報や希望を伝えている所でしょう、このため、職場出会って意気投合、という曖昧なものでなく、なぜ結婚に至ったかを追跡できます。
この結果わかったのが、似た者同士がカップルになりやすい、とのことでした。具体的には身長体重などの見かけや収入などの経済状況です。また、オフラインなので、フラれても傷つきにくいようです。基本的には本名などは伏せるので、職場と違ってフラれることのデメリットが少ないのでしょう。
職場で出会いがない人は登録してみてはいかがでしょう。
「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実 (光文社新書)
- 作者:山口 慎太郎
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2019/07/17
- メディア: 新書
子育ては何が正解なのか?
女性の社会進出に伴い、出産しても働き続ける女性は増えています。それは今後も増えていくのではないかと思います。
そのような状況では、限られた時間でどのように育児をしていけば良いのか、という問題が発生します。
例えば、母乳。忙しいお母様の中では粉ミルクで済ます日とも多いかと思われますが、粉ミルクばかりで不安になる方もいるのではないでしょうか。
カナダのマギル大学が行った大規模な研究があります。1万7000人もの子供を対象に母乳で育ったグループと粉ミルクで育ったグループで比較したんですね。この研究のすごいところは、子供を16才まで追跡調査したところと、家庭環境までしっかりと調整したところです。3才くらいではよくわからなかったり、あるいは差が出すぎてしまうかもしれません。また、家庭収入等が多いと、そこで差が出るかもしれません。
こうした要因を取り除いた結果でわかったのが、
母乳はアトピーや突発死を防げる
肥満やアレルギーには影響しない
知能の発達には効果がある
ということです。
しかしながら、だからといって粉ミルク撤廃!とまで極端に考える必要もありません。体調によっては母乳が出づらいこともありますし、忙しいときもあるでしょう。神経質にならず、臨機応変に対処ください。
まとめ
というわけで一部の抜粋でした。もっと知りたい方は本書をどうぞ!
「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実 (光文社新書)
- 作者:山口 慎太郎
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2019/07/17
- メディア: 新書