「なんであの人はあんなにいいねをもらえるんだろう?」
そんな理不尽?とも言える疑問に対する答えがありました。
人気の法則という本です。科学的に人気を上げるには?をテーマに書かれた本でして、SNS全盛の現代では必読になると思いますのでご紹介。フォロワー増やすヒントがあるかも。
POPULAR 「人気」の法則: 人を惹きつける謎の力 (単行本)
- 作者: ミッチプリンスタイン,Mitch Prinstein,茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2018/08/18
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
人気の要素は2つある!
本書の重要な部分としてあげられるのが「人気には2種類あるよー」というところ。その2つとは
外的ステータス
と
好感度
です。外的ステータスはスペックと言い換えると分かりやすいかもしれません笑。これは社会的地位やルックス、お金、はてはインスタの良いね!も含まれます。一方で好感度は周りからどのくらい好かれているかという指標。この考えをもとに4タイプの人間がいるよーというのが本書のお話です。その4タイプとは
1受容タイプ
典型的な愛されキャラ。周りからも信頼が高く、評価されやすい。
2目立たないタイプ
みんながサッカーしてる脇で虫とか見てる人。信頼関係を築くのに時間はかかるが、そのあとで他の3タイプに変わりやすい。
3気難しいタイプ
このタイプは攻撃型と拒否型とに分かれる。どちらも神経質だけど、攻撃型は相手を攻撃し、拒否型は相手を拒絶して自己を保とうとする。自分のオモチャを使われたらキレる人なんかが攻撃タイプ。
4敵味方タイプ
八方美人系。わりと人間関係はうまくいってるけれど、場合によっては攻撃してくる。スネ夫なんかがこのタイプかも。
もちろん、本書で目指すべきは受容タイプです。実は外的ステータスに関わらず愛されキャラの方が評価され、パートナーとの関係等も良好であることがわかっています。ちなみにその愛されキャラたる受容キャラの特徴はというと、
環境に対する適応力
賢い(賢すぎない)
気分が安定してる
きちんと話す
相手の話は最後まで聞く
クリエイティブ
和を乱さない
などが挙げられます。やっぱりというか、波風を立てないほうが好感度は高いみたいですねぇ。
どうやって好感度をあげるのか?
ではいったいどうすれば受容タイプになれるのか、という話ですが、残念ながら、ある程度は遺伝性があるそうです。特に母親の影響が指摘されていて、実験では母親に過去の思い出(13才ころが良いかも)を話してもらい、子供の人気との関係をみたそう。すると母親の過去の思い出が肯定的であるほど子供の人気も高かったそうな。また子育ても重要らしく、母親に「お子さんの子育てはどうですか?」と聞いて文句が出るほど子供の人気も下がってしまうようです。
、、、なんだか元も子もないですが、教育によってもある程度好感度のある子どもにする方法があるようです!
人気者にする子育てとは?
・遊びを自分で選ばせる
遊びを親が提供する事。これが大切です。本書の勧めでは3歳になったら遊び相手を選ばせて4歳では遊び方を選ばせる。くれぐれも過保護は厳禁だ!くらい。
・感情の抑え方を身に付けさせる
上のようにわりと早い段階から親は見守るくらいがちょうど良い塩梅ですが、気を付けたいのは遊びの関わり方。「オモチャをとられてどう思ったの?」などと質問して自分の遊びに対する感情に注目してあげる方が人気には大切。
・悩んでいるときにアドバイスを
まあ一番難しいですが、悩んでるときにアドバイスは大切です。とはいえ「ごめんなさいと言え!」みたいな短絡的なものでなく、人間関係そのものや社会での関わり方という大きい視点でのアドバイスが大事です。
最後に
というわけで、人気のお話と、その教育的提言ですた。まあ提言すら自分ではなんともならないところなので、立派に成人した方は大人しく本書でヒントを探ってみてください。
POPULAR 「人気」の法則: 人を惹きつける謎の力 (単行本)
- 作者: ミッチプリンスタイン,Mitch Prinstein,茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2018/08/18
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