エビデンスで教育を考えた

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ポジティブ情熱の方が幸福感も上がるんじゃない?という研究。

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 芸術家っていうと、神経質で病んでそうな印象を持つ方もいらっしゃるかと思います。

 

「苦しみから芸樹が!」

 

なんてムンク的な作品もあるのかもしれませんが、その辺と以前に書いた情熱ってのはどう結びついているのか調べた研究がありましたのでご紹介。以前にも情熱には2種類あるって話を書いたんで、まだの方はそちらもお読みください。

 

 

www.mathlikeb.com

 

 

 

 

 

情熱と芸術との調査

 

 この調査はカナダ人のアーティスト80人を対象に行われたもの。分野は主に絵画やデザイン。1年間で平均38作品を作っている人を集めたそうな。

 参加者には作品を作っている過程での情熱(OP,HP)を測定してもらい、それぞれの過程での感情の変化を追っていったんですね。ここでの創造性の過程は4つに分かれていてまして

 

1、準備、

2、アイデアの創出、

3、制作、

4、完成

 

という感じ。これらのタイミングで以前に書いたテストを行ってもらったようです。また、同時に感情についても調査していたようです。こちらは具体的に

 

「幸せ」、「気分が良い」、「楽しい」

「爆発を起こしている」、「高い気分になっている」、「積極的に興奮している」

 

などなど。芸術家にありそうな感情ですね。

 

 

 結果は、御察しの通り

 

 

・HP情熱が高いグループの方が幸せなどの幸福感を得やすい。

 

・その差が大きくなるのは、フェーズ1の準備段階。

 

・「爆発を起こしてる!」などの感情には差が見られなかった。

 

ということが浮き彫りに。

 

 

まとめ

 

 てな訳で調和的情熱がクリエイティブにもいいんじゃなかろうか、という話でした。まあいろんなすごい人を見てても、やはり安定した感情を持ってる方が多いので「うおー!!」みたいないっときのノリは高い生産には結びつかないのかもしれませんねー

 

 

参考

https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/10400419.2015.1030314