日本でも貧困は問題ですが、海外は日本の比じゃないくらいの格差があります。そこを食い止めうるのが教育なんじゃない?と思ってます。
特に語彙力はけっこう大事。というのも、海外だと識字率が低いんですね。識字できなきゃ、生活保護や移住すら危うくなるので、語彙力を含めた言語能力は必須と申せましょう。
そんなこんなで今回は
「物語を引き出せば語彙力が上がるかも」
というお話。
これは経済的に恵まれない家庭のこどもを集めて行われた介入でして、三歳と五歳の男女20人が対象。介入にはバックチャネルという方法が用いられました。どんなのかというと、
1.最近の経験を聞く(はい、いいえで)
2.いいえならテーマ変えて、はいなら、
場所とかどんな背景かをきく
3.話を聞いて、「ええ?」とか「そのあとどうなったの?」と、次の展開を引き出す。
こんな感じ。
すると、
介入後に語彙力テストのスコアが向上し、1年後も伸びていた!
ことがわかりました。
まとめ
というわけでストーリーで語彙力が上がるかも知れないというお話でした。サンプルが少ないのでややアレなんですが、個人的には効果は期待できます。というのも、これって、以前に取り上げた自己説明に近いんですよね。
こちらに関してはだいぶ良い話が出てるので、ぜひお試しを。いずれにせよ、大人が教えるというより、引き出すという感覚の方が上手くいきそうです。
参考