グリッドに必要なのは情熱だ!っていう記事がありまして。
https://yuchrszk.blogspot.com/2019/01/blog-post_8.html
あんまりグリッドに関しては扱ってない当記事なんですが、情熱には食指が動いております。なんせ自分に情熱がないもんで笑。
とは言え若い人を中心に「情熱難民」に陥っている人も多い気がするので、ここいらでご紹介していこうかと思いました。
情熱には2種類ある!
というわけで御察しの通り、前回のテストは情熱についてのテストでした。
今回ご紹介する論文は情熱について。この情熱については遥か昔から哲学者や、ときに文学者なんかにも議論されてきたものですが、ここでは
「情熱とは、感情的に重要な結果を伴う優先順位の高い目標である」
として定義されています。この感情的に、というのがまた厄介でして。というのも「熱情」なんていう言葉にもあるように、情熱には決してポジティブな面だけじゃなくなるんですね、感情的と入れると。そこでこの情熱をポジティブな情熱とネガティブな情熱の2つに分けることを考えます。片方を調和的情熱、もう片方を強迫的情熱とします。
調和的情熱
=活動を自己統制出来ている
強迫的情熱
=活動に統制されている
くらいなイメージで抑えていただけるとよろしいかと思います。テストで言えば、前半が調和的、後半が強迫的な尺度です。
調和的な情熱の方がチャレンジングになれるが、、、
そして肝心の研究なんですが、この尺度でもってそのほかの感情と比較したところ、
・調和的な感情は、そのほかのポジティブな感情(集中とか幸福感とか)とも相関が大きく、とりわけチャレンジングになれることがわかった。
・強迫的情熱は、どのポジティブな感情とも弱い相関を示した。
という予想通りの結果が得られました。ところが、こと行動の持続性に関しては
・その活動が邪魔されたとき、強迫的情熱の方がその行為の持続性が高まる
という結果が得られたそう。強迫観念にかられたときの方がズブズブになっていくようなんですね。不倫がやめられないわけです笑。
まとめ
というわけで、情熱のタイプと幸福感についてのお話でした。情熱がなければ人生が潤わなくなってしまいますが、気をつけないといけないこともあるんですね。著者は最後に締めくくっています。
人々の生活はどのくらい生きる価値があるのか?
「活動に対して調和のとれた情熱を持つこと。」
参考
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14561128