エビデンスで教育を考えた

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今週みた映画、アニメをまとめました。

  連休こそインプットを!と意気込んで読書や映画に明け暮れております。まあ本音を言うと、連休の旅行はコストがかかるからなんですが。6月あたりに有休を使ってどこかにいこうかなと思っております。

 

 さておき、今回は3つの作品を見ました。基本的にSFものでして、データ分析を考えるうえで参考になるんじゃないかなと思って借りてみました。

 

 

 

 

 

イーグル・アイ (字幕版)

イーグル・アイ (字幕版)

 

 

 PSYCHO-PASSのあらすじ

性格が犯罪傾向が数値化されていた近未来ではシビュラシステムと呼ばれる機能が治安を守っている。犯罪指数が一定値を超えた場合、犯罪を犯していなくても逮捕されてしまう社会で保安官の葛藤を描く物語。

 

 イーグルアイのあらすじ

ジェリーが兄の葬儀から帰宅すると身に覚えのない銃器や爆弾が家に届いていた。困惑するジェリーに謎の女性から電話が届き、「今すぐ逃げろ」と命令される。後に声の持ち主が人工知能アリアと知るジェリーは彼女の暴走に翻弄されていく。

 

 

 「人工知能が人間を管理する」と聞いて不快感を覚える人は多いでしょう。

PSYCHO-PASSが作る世界は一見するとかなり平和で快適な世界です。突発的な犯罪を未然に防ぐことで人々は安心を手に入れ、性格分析によって本人の能力を最大限にふるえる仕事に就くことができています。これはデータサイエンスが導く一つの理想郷といえます。ところが、このシステムで特別に優秀な人物とえらばれた主人公が、真っ向からこのシステムに抵抗することを選ぶのです。

 このシビュラシステムの甘いところは、抵抗することを決めた主人公に対してなんの罰もないことです。それに対して、イーグルアイの人工知能アリアは容赦がありません。彼女が障害とみなせば、たとえ警察官であっても命はありませんし、ヒロインに対して息子という人質を取るという選択も実行します。我々が恐怖するのは、機械による数値化というよりこういった非人道的な実行の方です。

 ところで、人工知能であろうが何であろうがプログラムを書くのは人間です。プログラミングプログラミングできる人工知能も実用化されつつありますが、最初の実行は人間です。宇宙を最初にプログラムしたのが何者かはわかりませんが、人工知能の最初は人間です。我々がいつでも注意しておかないといけないのは、「コードを書いた人はだれか」という点です。もっというと、「その人は、このコードを書いたことで、どういう利益を得るのか?」です。こういうSFもので残念なのは、いつもこうした視点に欠けることです。というわけで、もう見ることもないだろうなという自戒も込めてまとめることにしました。

 

 

 

番外編

 金曜ロードショーでやたらと話題の映画も見ました。

 

劇場版名探偵コナン ゼロの執行人 (通常盤) (DVD)

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 家にテレビがないので借りてみました。ツイッターのトレンド入りはすさまじかったですね。安室徹さんは、ルックス、知性、地位、運転を含めた運動能力と、およそ世の男性が欲しがるものをすべて持っている男です。人々はどういうわけか、彼のような才能ある若者が、他人のために自分とその才能をを犠牲にしていく話に熱狂します。個人的には、困難に対していかに努力したかの物語に惹かれるのですが、現代のように困難が少ない時代では、自己犠牲タイプの人のほうが共感を集めるのでしょう。彼は架空のキャラクターですが、今後が楽しみです。