エビデンスで教育を考えた

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良い子のためのフィードバック入門

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 企業に勤めてからやたらと聞くようになったのがこの「フィードバック」。

 

言葉が定着するのが嬉しい反面、よく知らないなーとも反省して少し調べてみました。

 

 フィードバックは教育でもよく研究されているので、まさにこのブログで取り上げるテーマかと思います。

 

歴史と意義

 

 僕は数学者でもあるので、お話をするときには定義から入りたいのですが、これはあとで書くとして、まずその経緯からさらっと書いていきます。 フィードバック自体は1960年代に生まれてきたもの。当時はパブロフの犬やらスキナーボックスやらの行動主義が全盛で、「aという刺激を与えたら、bという反応がきた」みたいな所から始まったんですね。パブロフの犬は確かノーベル賞もとったので、この行動主義は結構な盛り上がりを見せたようです。しかし科学というものは反論されて発展していくもので、この行動主義を人間にapplyしたときにちょこちょことほころびが見えたようです。そうして生まれてきたものが、これまでも取り上げてきた「内発動機」だったり「エフィカシー」だったりな訳です。

 

 その意味で行動主義そのものは歴史的に意義はあったのですが、現在は廃れていると言っても過言ではありません。「じゃあそこから生まれたフィードバックもオワコンか?」とも思うのですが、フィードバック自体が(ちょっとわからないくらい笑)洗練されてきて、教育の方面でも効果あるんじゃ無いかと言われるくらいの地位を確立しています。以前に取り上げたメタ分析の論文でもそこそこの効果を出しておりました。

 

で、フィードバックってなによ?

 

 まあ歴史はさておき、今回は入門なので定義の紹介をしましょう。逆に混乱させてしまうと思いますが、参考論文によるフィードバックは

 

フィードバック=検証+精緻化

 

のようです。

 

、、、今度は検証とはなんぞ?精緻化ってなによ?ということになってしまいました。今度はここいらを詳しくみていきましょう。

 

 

 

参考

Feedback in written instruction: The place of response certitude | SpringerLink