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佐藤ママを検証してみた②〜読み聞かせは効果あるのか?〜

 お受験ママとして有名な佐藤ママを検証していくコーナー2回目。

 

今回は読み聞かせについてです。

 

 

www.mathlikeb.com

 

 佐藤ママのすごいエピソードとして必ずと言って良いほどあがるのが1万冊読み聞かせ。

 

いやはや、恐れ入ります。

 

しかし、この読み聞かせが意味のない行為であれば、全く真似しなくても良いはず。今回はそこらへんを考えていきましょう。

 

未就学の子供の読書はいいのか?

 では早速結論ですが、読書自体はかなり良いです。

 

リード大学らが行なったメタ分析「1」では、小学校にあがる前の読書で

識字率

語学達成力(ライティングなど)

 

がかなり向上するようです。さらにこの論文では、「この結果は家庭収入によらない」との見解も。(アメリカだと、そもそも親が字が読めないことも多い)これは真似しない手はありません。

 

デジタルでの読み聞かせも効果が!

 さらに京都大学が行なった調査「2」で嬉しいのが、「デジタルな読み聞かせで良いんじゃね?」ってとこ。

 

4歳の子供を集めて、同じ内容の本に対して

 

紙の本でお母さんが読み聞かせる

ipadでナレーション(音声はプロの人)

 

で比較したところ、デジタルグループの方が語彙が増えたとの報告が。これは嬉しい報告です。

 

 ただ、このナレーションは

取り込んだ本が絵本で映像でも流されること。

字幕付きで、今読んでいる文字が赤く光ること。

 

との条件付き。真似するときはこの辺を意識していただければと思います。

 

最強の読み聞かせ、インタラクティブ

 上の結果で見ると、「読み聞かせはAIで」なんてことになりますが、お母様の読み聞かせの方が良い方法があります。

 

 それはインタラクティブ

 

やり方は簡単で、絵本のページをめくる前に

 

「次はどうなると思う?」

 

とお子様に質問してあげることです。こういった対話をしながら読み聞かせをしてあげることで、なんと子供のIQが6もあがるそう。ここは機会だとまだ難しいかも。お母さんは偉大ですな。

 

 

まとめ

 というわけで佐藤ママ検証2回目は、読み聞かせについてでした。これは手放しで真似して良いかと思います。1万冊が金銭的に難しいなら

 

近くの公民館で借りる。

出身大学で借りる。

本が読めるカフェに行く。

 

などが良いかと思います。佐藤ママも結構借りてたと言いますし。さらに時間的に忙しい、読み聞かせが大変ならば、上記のipad戦略をお使いくださいませ。

 

 

 

参考

「1」

https://journals.sagepub.com/doi/10.3102/00346543065001001

「2」

Frontiers | Development of reading ability is facilitated by intensive exposure to a digital children's picture book | Psychology