STEMっていうのが今の教育の主流です。
STEMというのは各分野の頭文字をとって
S=Science(科学全般)
T=Technology(テクノロジー)
E=Engineering(エンジニア)
M=Mathematics(数学)
表してます。これらの分野の重要性は1990年代から言われ始めてまして、アメリカがこれらの分野に巨額の投資を始めてから広まったんですね。(その時はSMETだった)
確かにこれらの分野の発展は目覚しかった(今も)のですが、2000年代に「アートやデザイン能力も必要じゃね?」という流れになった模様。
こういうのって、その分野のお偉いさん方が「うちの分野が最高だ!」なんていうナワバリ争いの結果とも取れるのですが、ことアートに関しては、そこそこ良い影響があるようなのです。
今回はそんな「アートのポジティブな影響」についてのお話です。
アートで能力などが上がる?
本調査はアメリカの28の小学校、中学校で行われたもの。学校の芸術の先生を訪問して、芸術レベルの高いグループと低いグループで何が違うのかを調べたんですな。
で、何が違ったかというと
・高いグループ方がリスクを取れる
・高いグループ方が想像力があると評価された
・高いグループ方が共同学習力が高いと評価された
などなどがわかったようです。リスクを取れるっていうのは主観的な部分が多分にあるのでなんとも言えんのですが、想像力などはなんとなーくそんな気もします。
共同学習力が高いっていうのは、まあ学校ではグループでやる活動の方が多いからっていうのもあるのでしょうが、大事なところ。チームワークはSTEMには(多分)必須なんで。
これだけを持ってアートバンザイ!というわけにも行かないのですが、可能性として
「アートは、STEMに良い影響があるんじゃない?」
というのが言いたいところ。あくまで可能性ですが。
注意
そんなわけで、STEMだけでなくアートも調べていくのが良いのかなーというお話でした。そう言えばこの辺を全然扱ってなかったので、この辺もちょこちょこ書いていければ良いかなと思いまして。
ただ、難しいのが、「アートってなに?」というところと、「アートの伸ばし方」。結構アートってなに?みたいなところは門外漢だとわからないものですし、この辺、研究者でも統一感が取れてない気がしてます。また、ちゃんと教育で伸ばせるのかもちょこっと込み入っております。その辺はモチっとお待ちください。
参考