テクノロジーと教育に関してよく紹介している等ブログ。
これまでもスマホやら、タブレットやらを論じてきました。
かるーくまとめとくと、
スマホ
→微妙。使い方によってはマイナス。
タブレット
→良い効果はあるけど、研究の質がイマイチ。
というなんとも言えない感じではありました。そういったことを含めて、「ICTってどうなの?」というところを調べた論文が出ていましたので速報としてご紹介。
ICTについて大規模な調査
この調査は、イランで2010年までに行われたICTに関する論文を全て集めて、その効果を調査したもの。その意味で結構信頼度が高め。
ここで注意したいのが、テクノロジーとICTの違いです。
一応、今の所は当ブログでは
テクノロジー
→プログラミングを使って教える技術
ICT
→その通信技術
くらいで区別してます。もちろん被っている部分もあり、「学校に来れない人に対して遠隔で授業をする」なんていう取り組みはICTでもあり、テクノロジーでもあります。スマホやらタブレットやらは基本的にICTと思っていただければと。(学術では、この辺の定義は変わったりするので、今の所、としました)
実は以前に、テクノロジーに関しての調査に関しても紹介したことがあるのですが、
こちらでは結構良い影響が出てまして、「じゃあICTは?」というところ。
前置きが長くなりましたが、結論で言えば、
・ICTが教育の改善に大きな影響を与える!(効果の大きさは0.353)
という結果に。良いですねぇ。
もうちょっと個別具体的に言えば
コンテンツ学習(オンライン学習)
問題解決
創造性
学習計画、管理
社会的関係力
なんかにも良い影響があるそうな。個人的には社会力も上がるってところが興味深い。。。
まとめ
というわけで、ICT技術はやっぱり良いぞ!というお話でした。
ただやはり注意したいのが、その管理。ICTは、ただネットにつないで終わり、タブレット買って終わり、という簡単な話ではありません。スマホはとかく扱いが難しいしですしね。こういったところは込み入っていて「どうすればその効果を最大化できるか?」ってところには触れてはいないので、この辺は個別また紹介していければと思います。ひとまず、学校で使う分には安心していただければと。
参考
Meta-analysis of Studies on Educational Technology in Iran - ScienceDirect