説明することで成績は上がるぞ!というのは結構間違いない方法です。
その辺は過去にも取り上げました。
確かに説明しようとすると、わかっていたつもりのことが浮き彫りになったりするんですよねー。セミナーなどで教授にボコボコにされた人は私だけじゃないはず笑。
一方で、例題を通して学ぶのも悪くないって話もこの前書かせていただきました。
さて今回はその合わせ技でして、
「学んだ例題を自己説明させてみたら?」
というのがテーマ。
今回の調査はRemkiさんといって、自己説明を昔から研究している人がおこなったもの。
対象者は36人の大学1年生で、テーマは確率論。被験者はあらかじめ問題を紹介されて、次に例題とその解放ステップを学びます。そのあとで自分の考えを声を出していうように求められました。(15秒を超えて何も言えなかった場合は、「とりあえず浮かんだことを声に出してもらった」)
すると、事前テストに比べて事後のテストは改善が見られた。
とのこと。自己説明のポジティブな結果がまた得られました。
ちょこっとここで気になるのが、
「自己説明って人それぞれなんじゃないの?」
というところ。確かに、説明の上手い下手で成績が変わると困り者です。この辺についても実は調べておりまして、
説明の質は、向上した成績の10%を説明する。
とのこと。これどう見るかは個人によりますが、10点上がったとしたら、プレゼンのうまさが1点。まあそこまで気にしなくてもいいのかなとは思っております。
というわけで今回は例を説明させると良いよーというお話でした。口下手でも構わず一生懸命説明するのがいいと思いますので、ぜひお試しあれ。
参考
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1207/s15516709cog2101_1