エビデンスで教育を考えた

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もっと言ってはいけない読んだぞ!

  

もっと言ってはいけない (新潮新書)

もっと言ってはいけない (新潮新書)

 

 

もっと言ってはいけないを読みました。

 

 今回は知能における一般論から、人種にまで言ってはいけないことを論じた本。
 
実はその上での日本人の立ち回りなんかを提案している本でもあるので、(この提案が生きるかは、ちょっと、、)前書同様読んでみるのがよろしいのではないでしょうか。
 
 前書に関しては、実は反論的な?文書も書いたことがあります。
 
 
 今回もあるっチャーあるのですが、1つやられたのが高等教育無償化について。
 
 私自身は高等教育無償化に賛成だったのですが、著者はこれに反対。個人レベルで言えば高等教育における投資効果は高いと認めてはいるものの、しかし、それならば勝手に奨学金でも借りていけばいいだけで、国の税を投じる理由にはならないとのこと。
 
ぐっ、、、その通りや。
 
ではこれをどこに投入するのがいいかというと、母子家庭。なかんづく、生活保護費でなく養育費として援助することを提案しております。
 
 その根拠は「幼児教育の経済学」でも有名なヘックマンで、ヘックマンの研究は
 
「小学校より幼児教育の方が投資効果が高い!」
 
「その投資先は、社会的弱者の方がいい!」
 
というのがキモ。日本にこれを適用するならば、母子家庭だろう、というのが主張。
 
医科歯科大学への基本金をこちらに投入してはいかがでしょう?