受験といえばセンター試験。
最近はドラゴン堀江がちょこっと話題になってましたね。あれはタイミングが絶妙で、18歳の人口が減り、かつ入試改革前を狙ったと言うのが企画のキモのような気がします。
それはさておき、今回は穴埋めのお話。
センター試験の数学は穴埋め式の誘導形式であります。この「穴埋め式って効果あるの?」と言うのが今回のテーマ。実は結構古くから研究されているようなのでご紹介。
徐々に解答のステップを減らしていった
研究はドイツの9年生を対象に行われたもの。物理の授業において、授業内容や先生を揃えた上で、
片方は従来通りの例題を紹介→問題を解かせる
だったのですが、もう片方は
問題の具体的解法をそのまま説明
類題で解法の最初と最後のステップを消して穴埋めさせる
解法ステップをすべて省略
と言うように問題を解かせていったんですね。どことなく空手の守破離を思い起こさせます。
2日後のテストの方では
解法を徐々に減らしたグループの方がスコアが上がった。
との結果に。悪くない結果となりました。
まとめ
と言うわけで、穴埋め問題には問題解決能力を高める可能性があるのですが、これを試験に課す、と言うのはまた別の話。穴埋めが出来たからといって、その学生の解決力が高いかまではまだ指摘されておりません。
穴埋めは教材の1つと言うことでひとつよろしくお願いします。
参考