「あなたは運命を信じますか?」
なんて聞かれたらけっこう身構える私です。西洋では神の仰せのままに、はわりと一般的ですが、一方で自由意志を持ってると良いよ!ってのが昔からありました。
自由意志って言うのは、ざっくりと
「自分に決定権がある」
という信念のこと。実はこの自由意志を信じる人ほどは不正を行わなかったり、感謝の気持ちをもったり、あるいは人に対して寛容になれたりすることが言われていたんですな。
不正を働くのはこんな人
ところがこの問題に待った!をかけた論文があります。
調査は4つの研究を精査したもの。それぞれ
自由意志
「人は完全意志を持ってると思う」
「あなたの遺伝子であなたの未来は決まる」など
チャリティーゲーム
もらったコインをいくら寄付する?みたいな
不正ゲーム
サイコロの数字を報告。での目はあらかじめ把握していて、本当ので目を報告するか。
自己中心度
どれだけ思いやりがあるか
なんかを調査。これを元に、この自由意志が道徳心(不正をしないかとか)と相関があるのかをチェックしました。
その結果、
・やはり自由意志を持っているかと、道徳心とになんの相関もなかった。
・わずかに、自由意志を持っていない人ほど人に対して不寛容になった。
(無視できる相関)
・自己中心度が高い人ほど、不正を働いた。
ということに。
人は「神によって運命が決まってます」なんて言われていようと子ずるいことをしでかすんですね。それどころか、人に厳しくなるっていう笑。なんか想像がつきますね。そして不正を働くのは、普通に自己中なやつっていう当たり前?の結果になりました。
まとめ
というわけで、自由意志に対する懐疑論的なお話でした。人々が「自由だ」って思っても、社会が良くなるわけではなさそうです。自由って難しいと思いながらもテスト作成から自由になりたい人でしたー。ここまで読んでいただきありがとうございます。
参考