マネジャーなどの、人を相手にする仕事は、そう簡単にAIにとって変われない仕事だとおもいます。siriとかに「この課題がまだですよ」とか言われても、やれる人とやれない人はいるのではないでしょうか。逆に言えばそれだけ複雑な仕事でもあるわけですが。
そんな訳で、「マネジャーのもっとも大切な仕事」を読んでました。ビジネス書ですが、著者は立派な研究者で、本書はビジネス現場における生産性やクリエイティビティを研究した成果をまとめた本。現場教員の役割って、メンタルも含めたマネジメントになっていくのかなと思うので、この本を理論編、実践編に分けて紹介していこうかと思います。
マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力
- 作者: テレサ・アマビール,スティーブン・クレイマー,中竹竜二,樋口武志
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2017/01/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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インナーワークライフとは?
この本の中核にあたる概念が「インナーワークライフ」。
これは
「職場での出来事に対する反応や状況認識を通じて体験する認識、感情、モチベーションのこと」
ちょっと難しいですけど、認識、感情、モチベーションが大事だぞ!と。この3つの定義を見ていきましょう。
認識(思考、認知)とは
「職場で起こったことを把握すること」
感情(気分)とは
「職場で起こったことに対する反応」
モチベーション(やる気)
「職場での熱意」
とされています。このどれもがかけても生産性は上がらないのだと主張しています。
1番仕事がはかどる条件とは?
この3つの尺度で大量に調査を行なった結果、何が1番生産性が上がるかというと、
「やりがいのある仕事が進捗すること」
だったそう。そりゃそうだろ!と思いますが、大事なのは言葉の定義。「やりがいのある仕事って?」「進捗するって??」というところが大切なんですが、
やりがいのある仕事
→自分の仕事が価値があると認識すること
進捗
→前進したこと全て。
障害
→後退した理、妨害されたり
と、ここではざっくりとおさえてもらえばよろしいかと思います。
つづき
以上が理論の軽いまとめでした。他にもちょこちょこ紹介されているんですが、大事なのは進捗や感情を把握すること。これをどう進めるのかというのは次回の実践編で書いていきます。
マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力
- 作者: テレサ・アマビール,スティーブン・クレイマー,中竹竜二,樋口武志
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2017/01/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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