エビデンスで教育を考えた

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ワーキングメモリーを鍛えてからやることがわかった件。

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 脳の黒板ワーキングメモリー

 

これと数学ってどうなの?ってことを調べておりました。

 

今のところは

 

・ワーキングメモリーは不安が大きくなると負荷がかかる。これにより数学のスコアがさがる。

 

mathlikeb.hatenablog.com

 

・積極的に数学そのものとの相関は怪しいが、推論能力には少しプラスの影響が。

 

mathlikeb.hatenablog.com

 

・推論能力は数学に積極的に貢献してるぞ!

 

mathlikeb.hatenablog.com

 

ということを長々検討していました。

 

 これだけだと、

「じゃあ、推論トレーニングだけでよくない?」

 

とも思うわけですが、「ワーキングメモリーも鍛えておこうね。」っていう論文(レビュー)があったのでその辺まとめます。

 

 ワーキングメモリーと推論に関しては参考[2]によってメタ分析されたところ、やはり小さいが正の相関があることがわかりました。

 

つまり、

 

ワーキングメモリー向上→成績向上

 

でなく

 

ワーキングメモリー向上→推論力向上→成績向上

 

ということのようなんです。

 

 ですから、われわれが取り組む順序は、

 

①DNBでワーキングメモリー伸ばす。

improve法で推論訓練。

③数学やってみよう!

 

が効率的でよさげ。improve法については前回書いたんですが、もう少し丁寧に書きましょうかねー

 

mathlikeb.hatenablog.com

 

 

 

 

  

 

参考

[1]https://www.researchgate.net/publication/8928096_The_effects_of_metacognitive_training_versus_worked-out_examples_on_students%27_mathematical_reasoning

[2]Is working memory training effective? A meta-analytic review. - PubMed - NCBI

[3]Frontiers | The prospects of working memory training for improving deductive reasoning | Frontiers in Human Neuroscience