以前から推論力に関して調べ出しました。
ワーキングメモリーより大事なんじゃね?というのがきっかけだったんですが、
今回は
空間力とかと比べてどうなの?
というところを調べました。
被験者は5歳から15歳の男女211人。この研究のすごいところは
・語彙力
・推論力
・数学テスト
・数学の流暢さテスト(1分以内に4速演算をサクサクやっていくもの)
・空間テスト
などを3回にわたって行っているところ。几帳面ですねー
ちなみに今回の調査では、推論のことを
以前の情報を用いることなく、柔軟かつ意図的に新規問題を解決する能力
と定義されています。より自頭なかんじの定義でございます。
研究の結果わかったのが、(2回目から3回目のテストで)
語彙力→数学(0.15)
空間テスト→数学(0.19)
推論テスト→数学(0.52)
の違いが出ました。推論力の圧勝。
しかし年齢のばらつきのわりにサンプルサイズがやや小さめ。その意味で今回はご紹介まで、という感じで見守っていただければと。
引き続き当ブログを宜しくお願いします。
参考
Fluid reasoning predicts future mathematics among children and adolescents