教科書通りでないことに生徒からクレームが来た。
昔は博士号を持った人には頭上がらずだったが、いい世の中だとは思う。
皮肉ではなく、疑問に思ったら声をあげるべきだ。
それはともかく、ここではその理由を書いていきます。
知識では差がつかない
昔は、授業というよりも学歴(高等教育機関の入り口)が重要だった。だから、先生と生徒の間にはあんまりモチベもなくて、教科書そのままやらせることの方が多かったのだろう。
しかし今はインターネットの時代。教科書自体の知識に差がつかない。教科書を(たとえ擬似的であっても)使うことに差がある。
番書に照らし合わせる
それを授業の中で使わせるにはどうすればいいか?
手っ取り早いのは演習だが、講義では
「書いてあることを、本質は話しつつも微妙に変える」
ことにしている。
すると、生徒は
「どこのことを話してるんだろう?」
「これ教科書に書いてないことだ。」
などと、スイッチが入る。聞いてるだけでは済まされなくなる。
これは思いの外頭を使う。
生徒には苦痛かもしれない。
だがその痛みは成長痛なのだ。