エビデンスで教育を考えた

頭が良くなる科学論文を紹介していきます。お勧め商品は楽天ルームで!https://room.rakuten.co.jp/room_12b7a40f6d/items

前回のテストで、教師の何がわかるか?

f:id:mathlikeB:20181025181335p:plain

 

 

 

 

前回のテストでは、教師の資質をはかったわけですが。

 

 

mathlikeb.hatenablog.com

 

 

 これで何がわかるかというと、

 

「感情的にサポートしてくれているか」

 

を見ています。この教師を感情支援教師と仮に名付けます。

 

一見すると、公平だ。とか、質問にちゃんと答えてくれてる、とかの指標はないのですが、この3つだけでも統計上は有意な結果が出ております。段階つけましたが、どれも高ければ高いほうが良いです。で、何が有意かというと

 

 

 

 

・感情支援教師のほうが内発動機が高まる。.218

 

内発動機についてはチコチコ書いておりました。自分からやりたい!という感情ですな。もちろん、高いほうが自然と努力します。

 

 
 

 

・感情支援教師のほうが助けを求めやすい。.435

さもありなん。これは専門用語で『help seeking』というんですが、結構この行動が取れない人って多いんですよ。とはいえ、生徒に寄り添うのも結構ムズカしいんですけどね。

 

 

 

・エフィカシーも若干上がる。.285

 エフィカシーを上げるのは、今の人工知能では厳しいでしょうから、ここにこそ教師の価値がある気がします。

エフィカシーについて知っておきたい、たった一つのこと。苫米地英人氏は正しいのか? - エビデンスで教育を考えた

 

 

というわけで、今回は教師に対するテストでした〜

学生様はもちろん、親御様もお子様にヒアリングしても使えるかと思います。エビデンスあるので、是非お試しあれー

 

 

参考

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0883035515000634#bib0205

https://ac.els-cdn.com/S088303551300027X/1-s2.0-S088303551300027X-main.pdf?_tid=9dec6786-0a43-11e8-9f44-00000aab0f27&acdnat=1517814805_1d216cfc299363a6e0896528a29fe111