前回のテストでは、教師の資質をはかったわけですが。
これで何がわかるかというと、
「感情的にサポートしてくれているか」
を見ています。この教師を感情支援教師と仮に名付けます。
一見すると、公平だ。とか、質問にちゃんと答えてくれてる、とかの指標はないのですが、この3つだけでも統計上は有意な結果が出ております。段階つけましたが、どれも高ければ高いほうが良いです。で、何が有意かというと
・感情支援教師のほうが内発動機が高まる。.218
内発動機についてはチコチコ書いておりました。自分からやりたい!という感情ですな。もちろん、高いほうが自然と努力します。
・感情支援教師のほうが助けを求めやすい。.435
さもありなん。これは専門用語で『help seeking』というんですが、結構この行動が取れない人って多いんですよ。とはいえ、生徒に寄り添うのも結構ムズカしいんですけどね。
・エフィカシーも若干上がる。.285
エフィカシーを上げるのは、今の人工知能では厳しいでしょうから、ここにこそ教師の価値がある気がします。
エフィカシーについて知っておきたい、たった一つのこと。苫米地英人氏は正しいのか? - エビデンスで教育を考えた
というわけで、今回は教師に対するテストでした〜
学生様はもちろん、親御様もお子様にヒアリングしても使えるかと思います。エビデンスあるので、是非お試しあれー
参考
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0883035515000634#bib0205