ここ最近はテクノロジーと教育のさかいを見ているのですが、今回はゲームについてです。フィンランドで行われた調査でわりとポジティブだったのでご紹介。
今回の調査では参加者は4年生~6年生の1,168人の学生でした。クラスは2つの条件でランダム化されていて、実験グループではナンバーナビゲーションゲーム(NNG)を使用して正規の数学教育が強化され、他の学生は通常の数学カリキュラムに従って継続されました。10週間ほど続けたところ、
・5年生で2.60~2.94 (SD)まで上昇したそうな。
この上昇ですが、今までの中では結構効果が現れた研究です。しかも、ゲームやらタブレットやらの研究って、ランダムに抽出した研究ってのが少なかったりしたんで、信頼も高め。
端書き
しかしながらこの研究、ナンバーナビゲーションゲームは数値特化のゲーム。
(四則演算やって、次の数字は?みたいなゲーム。)
加えて、研究に使用されたテストも計算問題中心でした。なので、幾何、解析分野にまで同じことが言えるかは微妙なところです。その辺は、「続報を待て!」って感じですかね。
、、、、、まあゲームを邪険にせず、ほどほどにということで。
参考