日本では多少ましになって来ましたが、世の中は格差であふれています。特にミスをしなければ年をとるほど出世できるという連行序列も格差ですし、料理は女子がやるものと思っている人も日本には多いです。貨幣は一見フェアなようですが、世界の数十人が独占していること、銀行が貨幣を刷れることを考えれば、とてもフェアとは言えないでしょう。こういったものに共通するものは、システムを作った人が楽になるようにできています。
つぎはなにが来るかというと「遺伝子」だと思います。
そこでちょっと古いんですが「ガタカ」という映画を見ました。
遺伝子を操作できる世界が舞台でして、この世界ではあらかじめ肥満になりにくい、ハゲにくい、などを生まれる前に操作できます。それだけ聞くとユートピアのようですが、実際には生まれで職業が選別される優生学の世界です。そんな中両親の以降により、主人公は自然分娩で生まれます。主人公は身体能力にも恵まれず、30まで生きれないだろうと宣告されながら生まれることになるのです。家族に阻害されながら、いつしか少年は宇宙飛行士になる夢を抱くようになります。エリートしかなれない宇宙飛行士、厳密な身体検査が待ち受ける中、主人公はどのように宇宙飛行士になればいいのでしょうか。
SFとしてみるとやや退屈ですが、ドラマとして見るなら結構楽しめるかもしれません。