やり抜く力っていうのが教育界で話題になった。
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
- 作者: アンジェラ・ダックワース,神崎朗子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (13件) を見る
Grit: the power of passion and perseverance | Angela Lee Duckworth
長期的な成功をおさめるには、IQよりグリットじゃね?っていうことで、これは大きな福音書になった。なんでかっていうと、IQはほぼ遺伝で決まるのに対して、これは後から伸ばせるんじゃないかという期待があったからだ。
ところが、この考えはあんまりうまくいってないようなんです。
グリットってほとんど意味ないんじゃないの?説 | パレオな男
この記事によると、やり抜く力って、結局は性格分析の誠実性のことで、それならはなから定義する必要ないじゃんってことになるわけ。仮に違いがあるとしても、まだ実用的じゃないよね、て話もある。
グリットの生みの親「まだまだグリットは現実に活かせる段階ではない」 | パレオな男
そこで、今俺らができることは、誠実性を上げるってことなんだけど、「これはいつでもそういうことでもないよなー」って云うのが今回の話。
一応、この誠実ってのは、
「 野心を持ち目標に向かって自分を律しながら、 どんな困難があっても粘り強く責任感を持って努力していく資質」
とも言える。
すごく聞こえがいい定義なんだけど、現実にはこれを利用してくるやからのほうが多いんじゃないだろうか。
「これをがんばれば出世できるぞ!」
とかね。
別に本人が出世したかったらいいかもだけど、全員がとは限らないし、万人に強要していたら、そら自殺者も出ますわ。
だから、今のところ一人一人がやることといえば
「やり抜きたい」
と思えることを見つけることだったり、
「これをやりながら死んでもいいや」
と思えることに出会えることよね。
この本を読んで思ったことなんだけど、ぶっちゃけこの本は読まなくていいと思う笑