エビデンスで教育を考えた

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革命者は、断ち切る。

こんにちは、映画評論家のmath-likeです。

 

 人が何か行動を起こす時、とりわけ、社会的に大きな目標を成し遂げようとする時、おうおうにして壁というものが存在する。それが自分自身の心の壁ならいざ知らず、周りの友人だったりする。例えば、高校受験のときなど偏差値20以上も上の高校を目指そうなどと公言しようものなら「やめておけ」と、教員からすら言われるのがオチだろう。

 

あなたも現在、大なり小なり何かを決断しようとしているだろう。

 

その決断によっては、今の友人や恋人があなたの元から去ってしまうとしたら?

 

 

ちょっと古いのですが、「トータルリコール」という映画にはその答えがあるかもしれません。

 

 

 主人公はもともと工場作業員としてほそぼそと生きていた。自分の仕事に不満を持ちながらも、親友と居酒屋で愚痴をこぼし、9頭身の美人妻との結婚生活をそれなりに楽しんでいたように思う。ところが、この世界には明確な支配者階級との差別が存在し、その貴族に、「貴族出身」というだけで出世を奪われてしまう、、、

 

 

魔が差した主人公の目にある看板がとまる。

 

 

 

「記憶売ります。」

 

 

 

 近未来では、今でいうVRがすでに商品となっていて、そこでは人の体験がデータとして売買されていた。憂さを晴らそうとそこで諜報員の記憶を買った主人公が、いきなり警察に追われる羽目になる。あわてて帰宅した妻や親友からも命を狙われることになったのだ。困惑しながら逃亡する中で、主人公は自分自身こそが記憶を改ざんされた諜報員であることを知ることになる、、、、

 

 

 御多分に洩れず、主人公も、迷う。メディアからはテロリスト扱いを受け、友人からは帰って来いと諭される。しかしながら、革命者になるか凡人として終わるかは、案外こういう状況での意志決定で決まるのではないでしょうか。