エビデンスで教育を考えた

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創造的な人は、どんな行動をとるのか?

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 前回のテストですが、これは数学においてのクリエイティブ度テストでした。

 

 Carltonらが342人のギフテットな人を分析して、幼少期にどんな行動を取っていたかに基づいて作成したもの。このテストで、特に5つの要因(表現の発明、成分の関連、結果の改善、代替的な好奇心、および宇宙の想像力)に分けて分析されているところが面白いところ。どの質問がなんの因子をはかっているかは、だいたいわかりやすいかと。

 

 

 

表現の発明

創造的な学生は、既存のシンボルに新しい意味を付け加えたり、数学の新しいシンボルを直接つくる。

1、2、11

 

成分の関連

創造的な学生は、問題の要素を結びつけて答えを出す。

3、4、12


静的で一見無関係な1次元または2次元のものを超えて、意味のある全体像を形成し、操作

結果の改善

創造的な学生は、問題が本当に何か、そしてより良い解決策/アプリケーションが何であるかを見出す。

6、7、9

 

代替好奇心

クリエイティブな学生は、現在の数学的な条件を超えて、認識、適用、推測を楽しむ。

12、13

 

宇宙の想像力

クリエイティブな学生は、静的で一見無関係な1次元または2次元のものを超えて、意味のある全体像を形成し、操作する。

10、14、15

 

 

さて、結果ですが

それぞれ街灯の問題の平均を出してください。それぞれの平均などは

 

表現の発明  

平均2.43


成分の関連 

平均3.80 相関,44  

 

結果の改善

 

平均3,79 相関.48

 

代替好奇心

平均3,78 相関.48

 

宇宙の想像力

平均3,58 相関.48

 

です。相関はあくまで参考ですが、数学の成績、推論、および創造性テストのすべてと有意な相関があります。(代替的な好奇心は相関値が小さい。)

 

 これのいいところは、あくまで行動に注目したことです。つまり学生の性別、才能のある教育経験、および父母の教育レベル(r = -06から.09)と有意な相関がありません。唯一、代表発明と才能教育経験(r = .12)との間にゆるい相関関係があるくらい。なんで、質問要旨を参考に数学で遊んでみることをお勧めします。

 

 

 

参考

www.sciencedirect.com