授業をやっていて悲しくなってくるのが、生徒の居眠り。思考錯誤を繰り返しながら板書を構成したり、何回も発表の練習をしている身としては、まあ切なくもなるのです。
ですが、普段関心がなさそうな人が、テストでは結構できてたりもするもの。「この辺の関係ってどうなの?」と調べていたところ、
ATTITUDES TOWARDS MATHEMATICS, SELF-EFFICACY AND ACHIEVEMENT IN PROBLEM-SOLVING
という論文を見つけたのでご紹介。
サンプルはキプロスの6つの小学校、田舎と都市の11のクラスからの5年生の238人の学生(男子99人、女子139人)で構成されていて、 2001年から2002年の間に、態度と問題の達成度を測定したもの。
でデータを分析したところ、
高い割合の学生が態度においてポジティブでした。
尺度での彼らの答えは、50%が数学を尊重し、21,8%はその授業を好きな授業の1つと考えていました。 18.1%はふつうと申告し、10.1%だけが負の態度、嫌悪感、嫌悪感を表しました。
また、
態度とパフォーマンスの相関は(r = 0,37)と、若干弱いが相関はみられました。
、、うーん、これなら生徒の前で
「授業の態度は成績に影響するぞ!」
と言えたのですが、この論文での態度は気持ちの面が強く
「数学が嫌い!毎回数学をするたびに叫びたい」
とか
「数学はスリルだ!私の好きなレッスンです!」
みたいな尺度だったんですよねー。どうも私の思っていた態度とは違ったみたい。
ちなみに研究ではこの態度よりも影響があった尺があったので、次回はこの辺のお話を。